オタクじゃないけどオタクな僕たちへ
はじめに
はじめまして、klis15のたにみつというものです。
ライトノベルとオンライン小説とデジタルカードゲームとボードゲームと滝と三国志とTRPGのオタクをしています。
この記事はツイのオタク Advent Calendar 2018 - Adventarの17日目の記事です。卒論やばい時期なのに後輩のアドベントカレンダーにお邪魔してなにしているんだって話ですね。
今回は、オタクじゃないけどオタクな僕たちへ、という題で書きます。
僕たち、というのは僕以外にこんな人がいたらいいなぁという願望で書いています。内容はただのお気持ち表明記事で、見ていて気持ちが良いものではないと思うので苦手な人はブラバしてください。
アドベンドカレンダー、どれが良いですか
— たにみつ (@soru228) December 4, 2018
ちなみにこういうことなので、滝はまた書くかこの記事の一番下に貼り付けるかします。せっかくなので大学生活で回った滝をまとめたい気持ちもありますし。
オタクってなんなの
僕はアニメというメディアとアイドルというメディアが苦手です。声優もアイドルに入ります。
アニメを毎週見たのは魔法少女まどか☆マギカが最後で、以後一回も毎週見て完走したアニメはありません。
ダーリンインザフランキスは毎週見てましたが、最終話だけ見ないまま今になりました。頑張った。
で、そんな自分語りをしてなんなのって話なんですけど、
オタク、アニメ見過ぎじゃないですか?
いやそりゃオタクなんだからアニメ見るだろっていう気持ちはわかるんですよ。気持ちは。
で、僕はオタクなわけです。
なのにアニメの話ができないんですよね。苦手なんで。
割と辛いです。辛いなら見ろって話で、毎クール見よーって思うんですけど見続けられない。
同じコミュニティの共通言語を持っていないのは結構な疎外感があるんですよ。でも誰からも僕はオタクだって言われるんです。まぁオタクですし。
アニメが共通言語っていうオタクの風潮は昔から感じているんですけれども、どうしようもないです。
僕がコミュ障なだけかもしれないんですけれども。いやまぁコミュ障なんですよ。
でも疎外感を感じるのは辛いんですよね。辛い。
声優
僕は声優の名前を釘宮理恵しか自信を持って言えません。あ、TLに上坂すみれはよく回ってくるから言えるかもしれない。
僕はバンドリ(BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト)っていうソシャゲを友人に誘われて1年半、やっているんですけれども、声優が一切覚えられないんです。
推しキャラの声優も言えない。既婚者で子持ちだった気がする。というか名前を覚えられずに関連情報だけを覚えてしまうのは声優に限った話ではない。
5バンド×5人で25人のキャラがいて、一人ひとりに声がついているゲームなんですよ。
声優を全面に押し出したライブイベントも次で7回目……?(多分)でチケットを取るためにCDを何枚も買う友人がいるほどのヒットコンテンツなんです。
それを1年半、毎回イベントは最低限を行いつつ、推しキャラのイベントでは2000位で走っているのに声優が覚えられない。
ライブに行けばいいんですかね。
でも苦手なものを好きになるかもという理由で7000円払えるほど懐に余裕が無いんですよ。
思えば昔から声優が苦手だったんです。
中学時代からの友人のオタクがいるんですけれども、彼は当時から声オタでした。今は知らんけど多分オタクやってるんじゃないかな。この前酒飲んだときは電子タバコ吸ってて、その前は風俗街を冷やかした話を聞いた。
当時から声優を推す気持ちが理解できなかった。その時から声優の話ができないなとは思っていた。けいおんは全部見たんですけれど、誰が誰の声当てて可愛いとかグッズとか知らんわとなってしまう。
キャラやん? って。キャラの声当てるの、めっちゃ大変なのはわかるよ。仕事だし、競争率も高いしね。
でも作品で出てくる以上キャラやん。
なんでアイドルみたいに声優が前に出てくんの? は? みたいな。
今でも理解できないです。もちろん金になるのはわかっていますよ。キャラクターはキャラクターなので、グッズとかはできてもライブイベントはできない。
声優はライブイベントの集客力もあれば、ラジオまでキャラクターになることはない。
総じて声優を押し出したほうが多面的な経済展開ができて、カネになることはわかる。
でも声優もアイドルもただの人間じゃないですか。
でも語れないとめちゃびっくりされるんですよ。
オタクコミュニティで働いていたときに、声優の話になって、釘宮理恵しかわからないですわ~って言ったらまじでびっくりされました。何年前のオタクだよ、とも。割と辛かった。
声優推している人間にアニメ化したライトノベル作家の名前言えんの? って言いたいです。それに意味はないけど。
というか苦手なものを語ってもしょうがないのはわかるんですよ。
ポケモンの名言にもありますし。
でも行くところ行くところで声優の話は出てくるし、ツイッターを見ていれば見ない日はないです。
声優を話題に出さないコミュニティを探せと言われればそれはそうなのかもしれない。
僕はオタク村に居座れなかった。
まぁかといってマイルドヤンキー村に居座れなかったから地元から出てきて茨城にいるんだし、そこで陽キャとかなにかにまじれなかったからこうしているんだけど。
それでもまぁ大学は、というか今までの人生でコミュニティに恵まれなかったとか思ったことはないです。
結局、馴染めないと思ってしまうのは僕の性格と趣向のせいなんだろうなぁとはいつも思うので。
責任転嫁するな、お前のせいだろ
村、どこにでもあるんですよ。
滝の村は見つけたことがないですけれども(多分ある)、ボドゲも、ライトノベルも、陰キャ妄想も、デジタルカードゲームも、村はある。
結局そこに行ってなくて、うだうだしている僕が悪いっていうのはそれだけなんですよね。
もちろんどこの村も(強いので)アニメとか声優が好きなオタクはいると思うんですよ(知らんけど)。
でも、そういうコミュニティを探して飛び込んでいけばいいんですよね。
そこはオタク村だとしても、多分自分にあった属性があるかもしれないから。
(まぁ、マイナー村、インターネット上かTOKYOにしかないのが辛いところなんですけれどもね。イベントとかも。地元よりはだいぶそういうのに接しやすくなったんですけれども、つくばは僻地だなぁ、って4年いると思います)
以下オタク紹介
(最近メギド72が楽しい)
(ハースストーン、クソ環境だけどほんといいゲームなんで……)
デジタルカードゲーム概論
はじめに
これはklis超絶雑 Advent Calendar10日目の記事です(一日遅刻しちゃいましたてへぺろ)。
ほかにもフレッシュな16生の方々が面白い記事を書いてくださっているので、是非どうぞ!
自己紹介
自分以外klis16のアドベントカレンダーに空気を読まず登録したklis15のたにみつと名乗るものです。
よゎいシステム主専攻で、大学では卓球同好会とか文芸部とか春日ラーニングコモンズのチューターとかやっています。あと去年まで(書類上は今も?)クラ代でした。
アドベントカレンダーなるものに参加したのも初めてです。一昨年は右も左もわからない新入生でしたし、去年はあんまり活動的ではなかったので。
で、今年も参加するか悩んでいたんですが、klisアドベントカレンダーの方は割とつょそうな人がたくさんいてあれだなーと思っていたところ、まきいしさん(@nowork_noota)がこんな素敵なアドベントカレンダーを企画してくれたので、「やったー!老害だけど参加して良いー!?」みたいなことを聞いたら快くオッケーの返事を出してくださったので、「やったー!」って参加しています。老害だけどごめんね。
そもそもデジタルカードゲームって?
本題に入っていきます。
この記事をざっくりいうと、僕が大好きな「ハースストーン」という両ゲームの布教が主になります。ただ、それを中心としてですがハースストーン以前のデジタルカードゲーム(以下DCGとします)とか、シャドバとかのほかのDCGについても語ります。
DCGが具体的に何かというと、アニヲタwiki[1]によると「コンピュータやスマートでばいす上でデータ化されたカードを用いてプレイするカードゲーム」と言っています。ただ、これだとキャラをカードとして扱っているスマホゲームの大半が該当してしまうので、TCG(トレーディングカードゲーム、遊戯王、マジックザギャザリング、デュエルマスターズなど)ライクなものをこの記事では指すことにします。
DCGの歴史はハースストーンというゲームから語られることが多いです。これはアメリカのブリザードというかなり有名なゲーム会社(日本ではあんまり名前が知られてないですが、最近だとオーバーウォッチなんかを開発したところです)が作って、現在だと全世界で7000万人のプレイヤーがいるゲームです。
去年の世界大会の賞金総額は100万ドルで、優勝すれば一攫千金になるゲームであることは間違いないでしょう(ほかのいわゆるe-sportsと比べると少し賞金額は落ちますが、それでも相当なものです)。
で、日本ではその文脈を受け継いだシャドウバース(cygames社)というゲームがかなりのヒットを誇りました。1000万ダウンロードを達成し、去年は110億円の売り上げだったそうです。今年に入ってもRAGEやJCGなどの大会を数多く開催していて、日本国内でとても強いコンテンツになっています。
僕自身プレイしてみたんですけど、イラストが既存のスマホゲームの絵師の方で日本向けの綺麗なイラストで、内容もハースストーンよりも運要素を大きく減らし、ストレスが少なくプレイできるように作られていると感じました。中盤以降にパワーカード(めっちゃ強いカード)をたくさん作ることで、一戦の長期化も防いでいて、何より日本国内でユーザーが多いのでおすすめできるゲームです。
歴史
そもそもDCGってハースストーン以前もあるって僕は考えてます。
やったことないですけど、オンラインゲームでいろいろありました(タイトルはど忘れしている……インターネットって最新の情報以外調べるの難しいですよね)。
また、コンシューマーでもカードヒーローとか、カルドセプトとかいろいろありましたし。
あとブラウザゲームでおすすめなのが「カードコマンダー」ってやつです! これは完全無料で、毎ターン1枚しかカードが使えないので採用されている色からの読み合いが熱いゲームなんですよ! 高校時代に数千戦したんですけど、ネックは更新がほとんどないことですかね!
あと海外だと「shadow era」というゲームがあって、ほとんどマジックザギャザリング(というかTCG、DCGのほとんどはマジックザギャザリングの文脈を受け継いでますしね)。こっからTCGの歴史に入るとそれはそれで長いので、それは有識者にお願いします。僕、TCGはデュエルマスターズを10年くらいやっただけで、今はたまにマジックザギャザリングのドラフトをするくらいなので。
つまり大事なのは、ハースストーン以前にもいろいろなDCGがあったけど、ハースストーンのヒットによってシャドウバースが出てきて、そのさらなるヒットで後追いがめちゃくちゃたくさん出てきたってところです。(別にこれはシャドバはハースのパクりだ! って言っているわけじゃないです。特に創作の場では換骨奪胎の繰り返しが重要なので。小説なんかでもコピペしなきゃパクりじゃないと僕は思ってます)
推しポイント
で、まぁお前はなんでハースストーンを中心としたDCGを推しているんだって話ですよね。
そもそも僕は小学校上がる前から高校の途中くらいまでずっとアナログなカードゲーム(デュエマが主ですが、バトスピポケモン遊戯王MtGガッシュベルウィクロスには触れました)にハマっていたんです。
紙のゲームは短い時間である程度の成功体験を得られるし、大会などの目標もあるし、デッキを組むのも楽しいし、友達とのコミュニケーションツールにもなるし最高なんですよね。
それで僕はカードゲームっていうのにめちゃくちゃハマり続けているわけです。
高校時代は自作カードゲームなんかも作りました(大学入ったらてきとーなデジタルカードゲームを作りたいって言う思いもあった……今は割と忘れ去られた記憶……)
デジタルも前述のカードコマンダーを中学の頃にやり始めましたし、カルテとか、Shadow eraも大学上がる前にちょっとだけ触りました。
カードゲームを自作している段階からデジタルカードゲームへの夢って言うのは持ち続けて、大学1年生の段階である程度それが結実したのはうれしいことです。
話が逸れている!
じゃあカードゲームにはプレイの楽しみと環境の楽しみがあると思うので、分けて推しますね!
プレイの楽しみ
雑にカードをわちゃわちゃしてしたいことをするのは楽しい
相手のしたいことをわちゃわちゃして邪魔するのも楽しい
最初からゲームプランを考えて、それを完遂するのは楽しい
相手のプランを邪魔しながら、自分のプランを通すのも楽しい
そう! こんな楽しみがあるんです! 僕たちカードゲーマーはデッキを組むときからそれがプレイでどのように遂行されるかを妄想して! うまくいったら楽しい! うまくいかなかったら悔しい!
で、この悔しい部分も大事なんですよね。失敗がないと成功の楽しみが大きく減っちゃうんで。カードゲームはシステム的にそこが保証されてます。
また、デジタルなんで相手が見つかりやすい! プレイ人口が多ければいつでもできるぜブラザー! みたいな感じで、いつでも相手が見つかります。
反面、その相手は"友達"じゃないことがほとんどなので、ネタデッキを使う環境が少なくなりがちなのもデジタルカードゲームの弱点です。ただ、オンラインで友人とゲームをする環境っていうのはどんどん整ってますし、Skypeとか、discord(ゲーム用のSkypeみたいなのです)でわちゃわちゃしながら遊ぶので良いと思うんですよね。
友人宅で馬鹿笑いしながらネタデッキをプレイするのも楽しい!
ハースストーンはネタカードとか、ランダム性が高いカードが多いのでそういうわちゃわちゃがしやすいです。後から登場したキーワード能力(よく出る効果を略して固有名詞にしたやつです)で、使い続けられているのが発見(指定されたカードプールからランダムに3枚表示されて、その中から1枚選ぶ能力です)であることからも明らかですね。
ヨグサロン(クトゥルフ神話の生物です。カードゲームクトゥルフ好きだよね)ってカードはランダムな呪文をこのゲーム唱えたスペルの枚数使います! デジタル!って感じですね。
まぁこんな感じで、デジタルだからこそ、デジタルでもできる楽しみっていうのはめちゃくちゃあります。
やっぱりいつでもプレイできるっていうのが大きなところですが、だからこそいつでもプレイできないプレイ方法に価値が出てくるんですよね。
それはそれとして勝ちたい。毎月レジェンド(ハースストーンの一番上のランク。毎月リセットされる。僕は今まで2回だけ行きました……)行きたい!!!!
環境の面白さ
当然なんですけど、カードゲームでもなんでも趣味ってクラスタができるんですよね。好きな人同士の集まりっていうんですか?
コミケしかり、ゲームマーケットしかり、ゲーセンしかり、文学フリマしかり。なんでもありますよね。
で、カードゲーム(特にDCG)の何が面白いって、環境でゲーム性が変わるんですよ。そりゃあそうです。クラスタで関わっている人が対戦相手なんですから。
流行廃りが出やすいんですよね。環境を読み合いながら、流行のデッキが変わって、それに対抗するデッキが出てきて……環境を読み切るの、めっちゃ楽しそうじゃないですか?
あと、その中でも強い人ってのがいるわけです。そういうひとは大会とかに出て、賞金をもらえる。その様子は動画配信サイトで配信されるわけですが、それが海外の有名プレイヤーとかとも戦う!
クラスタでの有名人同士が覇権を争っているのめちゃくちゃ楽しいんですよね! 日本人が勝つこともすごいうれしい!
半年くらい見ていると海外のプレイヤーの名前も覚えてきて、お! あいつやん! すげー! みたいな感じで推し選手も出てくる!
自分も頑張ればその境地に立てるかもしれない!
有名プレイヤーはたいていSNSにいますし、勝ち続けたり月の初めなら対戦するかもしれない。日本人の有名プレイヤーも賞金付き大会なら当たるかもしれない!
昔ハースストーンの日本選手権(今はアジアで一括で選手権して、ベスト4になったら世界レベルの選手権になります)で優勝した人と当たってめっちゃうれしかった!
まぁどんなところでも同じですけど、クラスタにいるっていうのは楽しいよって話ですね。
で、やっぱり好きなことについて友人と話すのは楽しいんですよ。じゃないと運動系以外のサークルとかないっすよねたぶん。知らんけど。
たとえば新しいパックが発売する前に強い! とか弱い! とか壊れ! とか叫ぶのは楽しいし、友達とこのデッキどうよー、このカードどうよー。最近どうよーみたいに話すのはほんと楽しい。
カードゲームじゃなくてもこれはできるんですけど、カードゲームはこのネタがデッキとか環境とかカードとか選手とか大会とかでほかのゲームに比べて引き出しが多い感じがあります。
そういう総合的な楽しみができるってこともカードゲーム、特にDCGの良さかもしれません。
おわりに
ハースストーンの新パックに熱中していたらアドベントカレンダーに一日遅刻していたので非常に申し訳ない限りですが、それくらい熱中できる素晴らしいコンテンツだなということが一端でも伝わっていればなって思います。
機会があれば、是非、対戦や観戦をしてみましょう!
ハードルが高いなーって思うそこのあなたも、ハースストーンではつい先日にアップデートと同時に無料で一人でできるアドベンチャーモードに新しいものが追加されました!
ゲーム内でデッキを強化していく、カード資産も必要ないモードですので、是非プレイしてみてはいかがでしょうか!
[1]https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/37347.html